テロからもう6年かあ。のこされた家族の方や実際に現場にいた方たちにとってはどんな6年だったんだろう。わたしにとってあっという間だった6年もきっとすごく長かったに違いない。というか、わたしにとってはもう「終わっている」ことがまだ終わらないし、きっと終わる日もこないんじゃないだろうか。改めて、犠牲になったたくさんの方々のご冥福をお祈りします。
わたしにとってテロのあった日は、母方の祖父のお葬式の後のことだったのでこの時期になると祖父のことを思い出す。優しくて大きかった祖父。同じく母方の祖母も9月に亡くなったので、9月になると母はいつも寂しそうな顔をする。この間の日曜日は母と一緒にお墓参りへ行ってきた。祖父母のお墓は山の中にあって、冬期は道が閉鎖されていてお墓参りへ行けない。春先〜秋にかけてしか祖父母に会いに行けないので、母は「いつまでも綺麗でしょう」と言って造花をそなえていた。
両親が四六時中一緒にいることで最近仲が険悪でわたしは寂しい。間にはさまれて。夫婦夫婦いったって、結局は他人なのだから仕方ないけれど。母はお嫁にきたので、この家にいれば1人だけ他人なのだ。だからわたしが母を守ってあげないと。